文章・言葉の表現について

ふれんどりーKOBEがみなさんに向けて何かを伝えたり、表現するときには文字・言葉・文章を用いることがとても多いです。このWebサイトもそうですし、印刷物もそうです。その製作の際に、心がけていることがあります。

みなさんにわかりやすく、伝わることを優先に

 言葉や文章は自分のイメージや思ったことが相手にわかりやすく、正確に伝わる表現が理想的です。誤解がうまれないように、あいまいな表現やまぎらわしい表現を避けることが必要です。

 言葉には誰でもわかるものと、特定の人のみで使われているものがあり、性的少数者、HIV感染者が使う言葉にも、一般に浸透していない略語やマナー、表現があります。また、一般に使われている言葉を、自分たちだけの言葉だと誤解していることもあります。

 私たちが対話したいのはみなさんであり、メディアなどで利用されている言葉や表現が一般的と考え、用いています。この点について、ご批判をいただくこともあるのですが、ご理解いただきたいと思います。

 たとえば、HIVに感染している人を「HIV感染者」と表記していますが、当事者への配慮に欠ける、とご批判をいただいています。以前は、「HIV陽性者」と表記していたのですが、「陽性だからいいこと」と、反対の意味に捉えられていたケースがあり、はっきりとした表現に変更しました。偶然、スタッフがその場にいたため、その誤解について説明することができたのですが、印刷物やWebページでは、そのように説明することはできません。

 それぞれの意見は尊重したいと思うのですが、みなさんにわかりやすく、正確に伝わることを優先することはとても重要だと考えています。

2014/06/18