エイズは、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)により、病気などから体を守るしくみである免疫を弱め、その他の様々な感染症やガンを発症して死に至る病気です。
現在では、感染したウィルスを完全に排除することはできませんが、治療によりエイズ発症を防ぐことができます。
エイズって?HIVって?
私たちは、自分自身を病気から守る「免疫」というしくみを持っています。エイズは、感染したウィルスに免疫が壊され、健康な人には感染しない細菌やウイルスに感染したり、ガンができて、放置すれば死んでしまう病気です。
HIVは、「ヒト免疫不全ウィルス」といい、私たちの免疫を壊すエイズの原因です。
HIVはどこから感染するの?
感染とは、ウイルスや細菌が体に入り、増え始めた状態をいいます。HIVは、感染している人の性分泌液、血液、母乳に多く存在し、性行為や、血液を介して感染します。
日本では、性行為によるHIV感染が全体の80%以上と最多で、世界では母から子供へ出産時に感染する母子感染が最多です。

感染を予防しましょう
感染している人はどれぐらい?
HIVに感染していることがわかっている人の数は約350名で、市民に対する割合は、
全国とほぼ同じであり、「こうべに感染者が少ない」わけではありません。
治療できるの?
今では、HIVが体内で増えないようにするおくすりを飲み続けることで、エイズの発症を防止したり、
エイズから回復させる治療が可能です。うまく治療を継続できれば、感染していない人と同じぐらい生きることができます。
しかしエイズの症状によっては、脳や神経、目、骨など、体の様々な場所や機能に、
回復が難しい深刻なダメージを受けることがあり、障がいが残ることもあります。
また、感染したHIVを体から完全に除去する方法はまだありません。
どんな病気でも予防と、早期発見・早期治療が重要です。
感染を知るには専用検査!
HIVに感染しても症状が出る人とでない人がおり、症状があっても風邪やインフルエンザのような症状で、
その症状は放置していても治ってしまいます。これでは感染しているかどうかわかりようがありません。
また、学校や会社の健康診断や、病院の一般的な血液検査では、HIVに感染しているかどうか検査の対象になることはありません。
つまり、HIVに感染しているかどうかを調べる専用の検査を受けない限り、感染しているかどうかわかりません。
神戸市をはじめ、県などの各地方自治体の保健所が中心になって無料・匿名の検査を行っています。
感染が心配な人は年に1回でも検査を受けましょう。梅毒や肝炎などの他の性感染症検査も同時に受けられることが多いようです。

HIVに感染している人の暮らし
HIVに感染している人は、日々、おくすりを飲んで治療をしています。また、きちんと治療の効果が出ているか、おくすりの副作用が出ていないかなど定期的な通院検査も必要です。治療の効果が出ていれば、入院の必要はなく、大多数が、通勤、通学するなど、感染していない人と同じように生活をしています。
しかし、職場や学校では感染していることを隠している人が大多数です。知られないように常日頃から心配しています。
U=U 治療結果が良好なら他者へ感染しない
今までHIVやエイズは、治らない病気、感染する病気、死ぬ病気、など、怖い印象が強く、感染している人たちに対してもそのような印象をがあるのではないでしょうか。
長年の研究により、治療結果が良好なHIVに感染している人からは、他の人へ感染しないことが分かっています。
一生涯お薬を飲むことは、感染している人にとって、命をつなぐことであったり、つらい現実を直視しなければいけないことであったり、副作用との戦いであるなど、継続が難しいことが問題になっており、治療に耐え切れず逃げ出してしまう人もいます。U=Uは感染している人の日々の服薬治療の励みになり、生活の質を大きく向上させ、感染拡大の防止にもつながると大いに期待されています。
みんなができること
HIV・エイズは性行為で感染する性感染症です。性生活は人類の繁栄には欠かせないものであり、誰もが経験することですが、恥ずかしいものでもあります。もしかしたら!と思い当たることがあれば、勇気を振り絞って検査を受けてください。そして、何よりも勇気をもって予防に努めてください。
そして、私たちは、すでに感染している人と共に同じ場所・こうべで生活をしています。みなさんと何一つ変わらず、みなさんと一緒に仕事をして、学校で学んでいます。
予防するための勇気と、すでに感染しているひとへの少しばかりの優しさが、HIV感染の拡大を抑え、この街に住む人たちの幸せにつながることと考えています。
感染している人への支援
行政や民間ボランティア団体などが、HIVに感染している人をサポートする様々なサービスを提供しています。
HIVに感染している人にとって、特に重要なサービスに、「自立支援医療制度」があります。内容は経済的な支援で、HIVによる免疫低下など一定の要件を満たすと身体障害者手帳を交付され、それに基づき利用できる制度の一つです。本来、HIV治療の自己負担額は、ひと月あたり数十万円程度必要ですが、この制度により、指定医療機関で治療を受けた際、お薬代も含む1回あたりの自己負担額が数千円程度と、大幅に軽減されます。
その他、生活上の悩み相談等様々なサービスや、HIV感染者の交流会、など様々な支援サービスがあります
こうべのHIV無料・匿名検査
神戸市保健所では三宮センタープラザ西館6階会議室で、HIV・梅毒の検査を無料・匿名で実施しています。
HIVは感染の可能性があったときから3ヶ月以上、梅毒は2ヶ月以上経っていないと
正確な検査結果が出ないことがあります。
検査結果証明書の発行は行っていません。
検査の予約・お問い合わせ
神戸市HIV・梅毒即日検査予約フォームからお申し込みください
※検査日の1ヵ月前から当日の10時00分まで
詳細はホームページをご参照ください。
https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/aids/index.html



