調査・研究」カテゴリーアーカイブ

調査や研究の結果、レポートなど

レポート|第36回日本エイズ学会(浜松)

第36回日本エイズ学会学術集会・総会(以下、エイズ学会)が、2022年11月18日(金)~11月20日(日)の日程で、開催されました。テーマは「Resistance~耐性との闘い/差別との闘い」です。

2020年初頭から始まった新型コロナウィルス感染症の感染拡大が始まってからから3年近くが経過し、HIVに感染している人や、HIVに感染する可能性の高い人たちの生活は大きく変化しています。

ふれんどりーKOBEでは「どのような変化があったのか」という視点で、学会にオンラインで参加しましたので、その様子を、「治療」「予防」「疫学」「社会」の4つの観点からレポートしたいと思います。

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レポート|第33回 日本エイズ学会(熊本)

第33回日本エイズ学会学術集会・総会(以下、エイズ学会)が、2019年11月27日(水)~11月29日(金)の日程で、熊本で開かれました。テーマは「HIVサイエンス新時代」です。

参加してきましたので、その様子をご紹介します。

目次

  1. エイズ・HIVとは(おさらい)
  2. HIV検査法が変わります
  3. U=U 去年の学会登場から1年
  4. 90-90-90 1つ目の90達成のために我々ができることは何か
  5. 早期HIV治療のジレンマ
  6. さいごに

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レポート|第32回日本エイズ学会(大阪)

第32回日本エイズ学会学術集会・総会(以下、エイズ学会)が、2018年12月2日(日)~12月4日(火)に大阪で開かれました。テーマは「ゼロを目指して-今、できること」です。

私たちも学会に参加してきましたので、その様子をご紹介します。

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AIDS STUDY「エイズ・HIV勉強会」2018.01.14

10代~40代の10名の方にお集まりいただき、ふれんどりーKOBEが調べたHIVのことを発表し、勉強会を開催しました。

今回はエイズ・HIVの、特に、病理と社会にテーマを絞りスライドにまとめて発表しました。また、社会のテーマではご参加いただいた皆様と意見交換を行いました。

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HIV/AIDSについて

ふれんどりーKOBEは、2018年1月14日にAIDS STUDYの一環として、ふれんどりーKOBEが開催するイベントへ参加する人たちを対象に、勉強会を開催しました。

予防啓発や、感染している人への理解を広める啓発はよくありますが、今回は

  • HIVがどうやってヒトの体の中で感染し増殖するのか
  • 治療に使われる抗HIV薬はどのようにウイルスの増殖を阻止しているのか

という2点をテーマにしました。その内容をご紹介します。

イベント全体のレポートはこちら。

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HIV治療の通院負担とプライバシー不安に関する勉強会

2018年1月14日にふれんどりーKOBEは、HIV理解促進を目的とした勉強会を開催しました。虹茶房に参加いただいている方をご招待して、病理学と社会学という異なる2ジャンルについて発表し質疑応答を行いました。

イベント全体のレポートはこちら。

本投稿では、社会学のテーマから「HIVの治療における通院の時間的負担」や「医療支援手続きにおけるプライバシーの不安」についてフォーカスし、HIV陽性者対象のウェブアンケート調査結果をひもときながらご説明した内容を紹介します。

なお、(*出典)としているデータは、「グラフで見る「Futures Japan 調査結果」~HIV陽性者のためのウェブ調査 第1回(2013年7月~2014年2月)」より引用したものです。

目次

  • HIVの治療を受ける人たちの就労
  • HIVの治療を受ける人たちの通院・服薬
  • HIVの治療を受ける人たちへの医療支援制度
  • HIV治療を地元で受けることへの不安
  • まとめ
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レポート|第31回日本エイズ学会(東京)


第31回日本エイズ学会学術集会・総会(以下、エイズ学会)が、2017年11月24日(金)~11月26日(日)の日程で、東京で開かれました。テーマは「未来へつなぐケアと予防 Living Together」です。

私たちも学会に参加してきましたので、その様子をご紹介します。

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レポート|第30回日本エイズ学会(鹿児島)


第30回日本エイズ学会学術集会・総会(以下、エイズ学会)が、2016年11月24日(木)~11月26日(土)の日程で、鹿児島で開かれました。テーマは「エイズ学の過去、現在、そして未来」です。

1987年に京都で第1回エイズ研究会が開催され、それから30年目にあたる節目の学会となりました。

30年のエイズ学の歩み、そしてこれからの発展をテーマとし、様々な講演がおこなわれておりました。

私たちも学会に参加してきましたので、その様子をご紹介します。

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自立支援医療に関する勉強会資料 第1版

HIV感染後の生活ってどんな

HIVの検査を受けましょう。こんな呼びかけがHIV啓発の場ではよくあります。ですが、HIV感染の不安が大きい人ほど、検査を受けにくいと考えられます。治療費のことや、仕事を継続できるか、差別的なレッテルを貼られる扱いを受けないか、などなど。特にゲイの人にとって、性生活はどうなる?恋人はつくれなくなる?など不安はとても多いことでしょう。

HIV治療開始後は、「身体障害者手帳」に基づき、様々な支援を受けることができます。どんな制度があって、どんな生活をすることが出来るのかが分かると、少しでも感染後の不安を軽減し、検査に行きやすくなるようになればと考え、支援制度について調査を行いました。

すると、国や中央省庁が国レベルで行っているものや、地方自治体が提供する地域レベルで行っているものがあることが分かりました。またそれらは様々な制度と関係し、多岐にわたっていて複雑なものでした。受けられるプログラムの内容も地方によって異なるようです。ふれんどりーKOBEでは、そういった制度を知るための調査と、結果の共有のための勉強会を行いました。その際の資料を公開します。正直、中身は言葉が難しいです(笑)。

ふれんどりーKOBE 自立支援医療に関する勉強会資料_01